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水いぼの治療法
①摘除法
個々の水いぼをピンセットで摘み取る方法で、摘除時にはそれなりの痛みが伴います。
摘める範囲ですべて摘除できて肉眼では見えないほどの初期のごく小さないぼがその後に育ってこなければその日の一回の処置で治療は終わります。
この方法での痛みを軽減するために、麻酔薬テープ(ペンレステープ)を用います。
従来は自由診療でしたが保険適用になりました。
摘除処置ご希望の方は、一度受診していただき、診察後にテープをお渡ししております。
後日改めて、テープを貼って約1時間後のご都合の良い時にご来院ください。
②消毒液法
ある種の医療用消毒薬を個々の水いぼに綿棒で5回程押し当てる方法です。
ご自宅で毎晩行って2週間から数カ月でかさぶたになります。治療による痛みがほとんどなく、ご自宅でできる利点があります。
※従来より、液体窒素で凍らせて固くして除去する方法も主に皮膚科などで採られていますが、多少の痛みは伴います(当院では行っておりません)
学校保健安全法では規定されていませんが、現況、水いぼがあると幼稚園や小学校でプールに入れてもらえないという事があるようです。
水いぼは皮膚どうしの接触やプールでのビート板や浮き輪の共用で伝染するウイルス性の伝染性皮膚疾患です。
プール遊びやスイミングスクールにお通いのお子様は皆様同時に治療を受けるようにしましょう。
また、スイミングスクールなどでのタオルの共用は避けましょう。
水いぼは自然治癒する疾患なので、積極的に治療しなくても良いという方針の医療機関もあるようですが、水いぼの数とサイズが増大してしまい、結果的にプールの時期になって駆け込みで当院を受診するケースが増えています。
水いぼは放置しておくと増えてしまうケースもありますので、数が少ないうちに摘除して治療する事が大切です。
ちなみに、アトピー性皮膚炎があると水いぼができやすくなります。
アトピーの治療を普段からしっかりとしておく事が水いぼの予防にもなります。